皆様こんにちは!
岡山県倉敷市で開業している「わたなべ歯科医院」、院長の渡辺駿二です。
本格的な雨の季節となりました。
寒暖の差もありますので、体調管理が難しい時期ですね。
当院のスタッフも体調管理には、この時期特に留意しております。
さて皆様は、「咬耗」という言葉をご存知ですが?
これは「こうもう」と読みます。
歯科医師としては、患者様が咬耗の場合、「咬耗症です」とお話することもありますが、咬耗自体があまり浸透していない言葉なので、実際に咬耗症とお話することはあまりありません。
咬耗とは上歯と下歯が噛み合わさることで歯がすり減っていくという症状です。
人間として長く生きていくなかで、歯ぎしりのくせや食べ物の咀嚼などから、咬耗は起こってしまいます。
つまり咬耗は、高齢になればなるほど発症率が高く、少なくとも誰もが少しは咬耗の状況になっているものです。
ただ、だからといってすべての方が問題視する状況ということではなく、普通はぱっと見ても分からないほどで、特に問題はありませんしこの状況を咬耗症とは表現しません。
通常は、歯のエナメル質の下部にある象牙質が露出してしまっているような場合、咬耗症であると判断します。