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2016.11.14更新

こんにちは。
岡山県倉敷市で開業している「わたなべ歯科医院」、院長の渡辺駿二です。

今日は、インプラントを植えるときに骨が足りなかったらどうするかという方法についてお話ししていきます。

上顎には、歯の生えている部分のすぐ上に上顎洞という空洞が空いていると以前お話ししましたね。したがって、骨が薄い場合は、すぐ上顎洞に到達してしまう為、その上顎洞を何とかしなくてはいけません。今回はその空洞をどうするかというお話です。

やり方には2通りあります。サイナスリフトとソケットリフトです。

サイナスリフトは、骨の厚みが(上顎洞までの長さが)5mm以下のときに用いられます。また、複数のインプラントを植えるときによく用いられる方法です。最大の利点は、横からアプローチするので、人工の骨を使って上顎洞を埋めてしまうことも可能です。また、上顎洞を完全に埋めてしまっても問題はありません。

欠点は、もともとある自分の骨が薄い時、一緒にインプラントを埋める事ができない場合があるので治療期間が長くなることがあります。

インプラントを維持できる程度の骨がある場合は、サイナスリフトとインプラントの植立を一度にする場合もあります。その場合の治療期間は上部構造を入れ、噛めるようになるまで、およそ6ヶ月強となります。もちろんその間、足しげく通う必要はありません。

逆に、インプラントを維持する骨がなく、骨ができるのを待ち、それからインプラントを植える場合は1年ほどかかります。

時間を要しますが、その分、長い目で見ればメリットの方が大きいので、この方法は意義のあるやり方と言えます。

続きは次回に。

投稿者: わたなべ歯科医院