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2016.09.26更新

こんにちは。
岡山県倉敷市で開業している「わたなべ歯科医院」、院長の渡辺駿二です。

今回は下顎のお話をします。

下顎には前回お話ししたような空洞はありません。下顎の骨が痩せてお箸のようになってしまった場合は骨を作らないといけませんが、基本的には上顎のようにそこまでの造骨は必要ありません。

しかし、下顎には神経が奥から前方に向かって走っています。これは最終的に、前から3〜5番目の歯のあたりから骨を出て唇周囲の感覚を担当しますので、それが傷ついてしまうと、唇周囲の感覚が鈍くなったり、感覚が無くなってしまうこともあります。そうならないために、インプラント治療を行う場合は造骨が必要になることがあります。

唇周囲の感覚の話をしましたが、唇の運動はまた違う神経が担当し、その神経の存在部位も違うので、動かなくなるということはありません。

インプラント治療の時に骨を作らないといけない場合は、神経が顎の上の方にある場合や、神経の位置は問題ないが骨がないという場合です。従って、上顎の時より骨がないと言って大きな手術をする必要性は少ないです。

 

投稿者: わたなべ歯科医院