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2016.09.21更新

こんにちは。
岡山県倉敷市で開業している「わたなべ歯科医院」、院長の渡辺駿二です。

今日はみなさんに、解剖学を知っていただこうと思います。歯に関係ある骨は上顎と下顎があります。まず上顎について説明します。

上顎骨には大きな空洞があります。それを上顎洞(じょうがくどう)と言い、そこに膿が溜まった状態を蓄膿といいます。知っている人も多いのではないでしょうか。

上顎洞の大きさは年齢とともに小さくなっていく傾向がありますが、50代の方で3x3x3cmくらいのサイコロ状です。上顎洞は、上の歯と密接な関係があります。特に前から数えて6番目の歯(第一大臼歯)が非常に密接に生えている、又は、歯根が上顎洞内に突き出ているのです。

そして、その骨は健康な歯があるときはしっかりとそれを支えようとしてちゃんと厚みがあるのですが、歯が抜け落ちるともう支える歯がなくなるのでしっかりとした骨が作れなくなります。つまり骨が薄くなってしまうのです。

歯を支える骨の上は上顎洞ですから骨が薄くなると上顎洞までの距離が短くなってインプラント治療などを行うには困難となります。

では骨の作り方は?次回は下顎のお話へと続き、骨の作り方を解説していきます。

投稿者: わたなべ歯科医院